2011.07.28 Thursday
自分の集中力を試す
JUGEMテーマ:アート・デザイン
身体の芯が整っていないと、まともにろくろが挽けない。
常々気にしている事は、
身体の芯・心の芯、そして、ろくろや土の芯が一直線になるように向かうこと。
数日前にいつものようにろくろを挽いていて、ふと思った。
「目を閉じて、ろくろ挽いてみよう」・・・と。
いつものように土殺し、ここまでは目を開けて見ながら。
しっかりと芯を出して、ここからは目を閉じる。
普段も、あえて手元を見ないで、器全体の厚さを指先で感じる事とはあるけれど
それとは違う意味で、完全に目を閉じてってのはなかなかない。
ろくろをまわし、そっと目を閉じて、集中。
指先にすべての神経を集中して、土を触る。
いつもとはちょっと違う感触に感じられる。
無意識に視覚に頼っている事を実感。
直径・深さ・厚さ・全体のシルエットを目を閉じた状態で、でも瞼の裏側に移り込むくらいに指先に集中する。
みていないのに、見えているような感覚。
普段は感じ取れない、土の一粒一粒まで感じ取っているような、不思議な感覚。
そしてできたのがこちら。
奥にあるのはいつものように目を開けて挽いたもの。
ぱっとみ、ほとんど変わりません。
トンボ(直径をはかる道具)を使っていないのに、ほとんど変わらない直径になりました。
口縁だけ、いつもよりもほんのちょっとだけ厚いような気もするけど
比べて見たらほとんど変わりませんでした。
この後、削り、彩色して仕上げましたが、
どれが目を閉じて挽いたものか分からなくなってしまいました…。
わかるように印つけとけばよかったな〜。
この集中力を試す作業、これからもたまにやってみようと思います!
以外に、心地よい時間でびっくり。
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