2009.09.30 Wednesday
美香ちゃんのバラは、私にも沢山のことを教えてくれる
茂手木美香展 〜バラが私に教えてくれること〜
それはとってもステキな展示でした。
会場に観に行って、初めてDMに書かれた事の意味を知ることが出来ました。
蕾の状態で花屋さんから買ってきた一輪のバラ。
そのバラの一生を、大輪の花を咲かせた後の<本当の一生>を彼女は定点観測しています。(昨年の12月8日から展示中の今日も!)
毎日スクラップし、記録していた写真を壁一面に飾り、生花・ブリザーブドフラワー・造花のそれぞれを展示していたり。
毎日毎日記録し続けているスクラップを、すべて読むことは出来なかったけど、要所要所に美香ちゃんのバラに対する愛情や時には哲学的な思いが垣間見れて、作品と同時にアーティスト茂手木美香さんを感じることが出来、ステキな展示手法でした。
彼女は「バラのストーカーなの」なんて笑っていたけれど。すごいことだ。
花が散り、一輪差しから抜いたバラを今度は外に出し、土の上に置き、やがて土に還るその日まで記録し続ける、という壮大な実験??作品。
とっくに花は無くなってしまったけど、10ヶ月弱がたとうとしている今日もまだ、茎はしっかりとその形状をとどめているらしい。
屋外で風雨に晒されながらも、その茎はほとんど位置を動くことなくそこにいるのだそう。
きっと美香ちゃんに記録される事を、そのバラも望んでいるに違いない。
そんな気がする。
生き物はやがて土に還る・・・それにどれだけの年月が掛かるのかなんて考えた事も無かった。
土を扱う陶芸を生業としている私は、作陶していて<土は生き物だ>と感じることが良くあります。
なんとなくの感覚で「生き物」を感じていたけれど、美香ちゃんの展示を見ていて、
生き物はやがて土に還り----
土が育てた大地の恵みで生かされている------
そして、またいつかの日か命尽きた後、時間を掛けて土に還って行く
それが本来の生き物の自然な命の姿・・・だとしたら、本能的に土に命を感じ、土に魅力を感じてしまうのは至極自然な事なのかもしれない。と思ってみたりした。
そして思いもしなかったサプライズ。
この展示の主役となっている<一輪のバラ>がいけてある一輪差しがなんと私の作ったものだったのです。
昨年末に渋谷のBunkamuraギャラリーでのイベントに参加した際に販売していたものですが、美香ちゃんが遊びにきてくれて購入してくれたのでした。
その日(12/25)の記録にはじめて登場!
それから毎日、バラの記録と共に、スクラップしてくれていたのです。
私の誕生日にも。
みかちゃんの誕生日にも。
そして、今日も・明日も・明後日も
バラが土に還るその日まで、私がこの手で、土から作り出した作品が、美香ちゃんの作品の一部として関わっていける幸せ。
これぞ作家冥利に尽きるってもんです!!
これからもこの美香ちゃんの作品、定期的に展示をしてもらいたいと思います。
バラが私に教えてくれること
茂手木美香ちゃんのブログで、展示の様子をご覧いただけます。
ではでは、今日もみなさん!!クリック・クリックお願いします。
1日1クリックのみ有効です。
〜nicoricoの作品のご購入や陶芸教室の詳細・お申し込みはホームページをご覧下さい〜
それはとってもステキな展示でした。
会場に観に行って、初めてDMに書かれた事の意味を知ることが出来ました。
蕾の状態で花屋さんから買ってきた一輪のバラ。
そのバラの一生を、大輪の花を咲かせた後の<本当の一生>を彼女は定点観測しています。(昨年の12月8日から展示中の今日も!)
毎日スクラップし、記録していた写真を壁一面に飾り、生花・ブリザーブドフラワー・造花のそれぞれを展示していたり。
毎日毎日記録し続けているスクラップを、すべて読むことは出来なかったけど、要所要所に美香ちゃんのバラに対する愛情や時には哲学的な思いが垣間見れて、作品と同時にアーティスト茂手木美香さんを感じることが出来、ステキな展示手法でした。
彼女は「バラのストーカーなの」なんて笑っていたけれど。すごいことだ。
花が散り、一輪差しから抜いたバラを今度は外に出し、土の上に置き、やがて土に還るその日まで記録し続ける、という壮大な実験??作品。
とっくに花は無くなってしまったけど、10ヶ月弱がたとうとしている今日もまだ、茎はしっかりとその形状をとどめているらしい。
屋外で風雨に晒されながらも、その茎はほとんど位置を動くことなくそこにいるのだそう。
きっと美香ちゃんに記録される事を、そのバラも望んでいるに違いない。
そんな気がする。
生き物はやがて土に還る・・・それにどれだけの年月が掛かるのかなんて考えた事も無かった。
土を扱う陶芸を生業としている私は、作陶していて<土は生き物だ>と感じることが良くあります。
なんとなくの感覚で「生き物」を感じていたけれど、美香ちゃんの展示を見ていて、
生き物はやがて土に還り----
土が育てた大地の恵みで生かされている------
そして、またいつかの日か命尽きた後、時間を掛けて土に還って行く
それが本来の生き物の自然な命の姿・・・だとしたら、本能的に土に命を感じ、土に魅力を感じてしまうのは至極自然な事なのかもしれない。と思ってみたりした。
そして思いもしなかったサプライズ。
この展示の主役となっている<一輪のバラ>がいけてある一輪差しがなんと私の作ったものだったのです。
昨年末に渋谷のBunkamuraギャラリーでのイベントに参加した際に販売していたものですが、美香ちゃんが遊びにきてくれて購入してくれたのでした。
その日(12/25)の記録にはじめて登場!
それから毎日、バラの記録と共に、スクラップしてくれていたのです。
私の誕生日にも。
みかちゃんの誕生日にも。
そして、今日も・明日も・明後日も
バラが土に還るその日まで、私がこの手で、土から作り出した作品が、美香ちゃんの作品の一部として関わっていける幸せ。
これぞ作家冥利に尽きるってもんです!!
これからもこの美香ちゃんの作品、定期的に展示をしてもらいたいと思います。
バラが私に教えてくれること
茂手木美香ちゃんのブログで、展示の様子をご覧いただけます。
ではでは、今日もみなさん!!クリック・クリックお願いします。
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