今日は、いつもお世話になっているアートコンプレックスセンターの1周年記念パーティーに行ってきました。
アートコンプレックスセンターは、信濃町/四ツ谷三丁目から徒歩7分にある、5つの画室、ホールギャラリー、アートショップ、カフェ、ワークショップを持つアート複合施設です。
今年の1月、こちらのギャラリーでグループ展を開催させていただいたのがご縁で、来月10/4〜は陶芸教室を開校させていただくことになっています。
そして、私にとっては、人生が大きく変わったきっかけをいただいた大切な存在です。
ちょうど昨年の今頃、ここアートコンプレックスセンターの姉妹店だった、今は無きandZONEギャラリーのスタッフの方から一本のメールをいただきました。
andZONE企画の陶芸だけのグループ展を開催するので、よかったら参加してみませんか??とのこと。
しかし、その会期は西荻窪FALLさんで予定している個展と重なってしまっている上、当時の私は週5で会社勤めをしながら二束の草鞋での作陶生活。
さすがに時間的にも体力的にも余裕は無く、到底無理だと判断して、お断りのメールをお出しすることにしたのです。
そして、メールをパチパチ打っていたのですが、その最中に
“このお話を断ったら、後で後悔するような気がする・・・”
そんな直感がしたのです。
急遽、個展会期と重なってしまう事、会社勤めをしているのでグループ展会期中には、会場に伺えない事、搬入・搬出時間が遅くなる為ご迷惑をおかけしてしまう恐れがあること・・・その他諸々コチラの事情をお話し、参加させていただくことになったのです。
そして搬入日。
そのグループ展は、コンペ形式のグループ展で、上位入選者には姉妹店のアートコンプレックスセンターでのグループ展が特典として与えられると知りました。
アートコンプレックスセンターのパンフレットをはじめて手にしたのもこの日です。
とっても立派なギャラリーで、到底私のような者が普通に借りれるようなところでは無く、「いつかこんなステキなところで展示ができたら最高〜〜」というのが率直な感想。
その時、私は他の出展者の方や、スタッフの方に
「え〜〜!!でももしこんなすごいギャラリーで展示ができる事になったら、私、仕事辞めちゃいますよ!!で、作陶に専念します!!そのくらい夢のような話ですよ〜」
そんな話をしていました。
そして展示も無事終了し。
数週間後、夢が現実になる日が来ました。
“上位入選者に選ばれました。アートコンプレクスセンターでの展示をしませんか?”
それからの数ヶ月は、それまでの生活が嘘のよう。
アートコンプレックスセンターでの展示会期が正式に決まってから1週間後、上司に退職したい旨をお伝えし、正式に辞表を提出。
2ヵ月後の年末で仕事を退職し、年明けの展示に向けてラストスパートで制作一色の生活、陶芸だけの生活に明け暮れました。
アートコンプレックスセンターでの展示会期中は、夢のような1週間でした。
沢山の方と知り合うことが出来、友達も沢山出来ました。
作品に関して貴重なご意見も沢山いただき、本当に実りある1週間でした。
館長はじめ、スタッフの方にも大変よくしていただき、またいつかこの場で展示が出来るようにがんばって行こう!!と決意したのでした。
それから3ヶ月、館長さんからいただいた突然のお言葉
“ここで陶芸教室やらない??”
そして、来月いよいよ陶芸教室がOPENします。
自分のことなのに、不思議です。
1年前、はるか夢のようなお話をいただいて、その1年後、その夢のようなところで陶芸教室を開校するなんて。
この一年で、私の生活はもちろん、周囲を取り巻く環境、人と人とのつながり・・・すべてが大きく変わりました。
この歳になって、人生が大きく変わる瞬間なんて、結婚や出産くらいしかないと考えていました。
でも違った。
人生いつどこで何があるかわからない、
突然チャンスが訪れたときに、いつでもその声に応えられるように、自分の引き出しをたくさん作っておいて、いつでも「サッ」と引き出しを開けて応えを出せるように・・・
ずっと心がけていた事でした。
これからも、引き出しを沢山増やせるように、つねに心がけて生きたいと強く心に思った1日でした。
パーティーには、アートコンプレックスセンターにゆかりのある作家さんが沢山いらっしゃっており、どの方も本当にステキな方ばかり・・・この場に私が居られる事が不思議で不思議で・・・。
作家さんとしては大先輩の年配の方から、同世代の方まで、年齢性別はバラバラですが、みんなここを本当に大好きなんだな〜、と実感しました。
このアートコンプレックスセンターに出会うことが出来て、本当に感謝しています。
ありがとうございました。
最後になってしまいましたが、アートコンプレックスセンターの益々のご発展、心からお祈り申し上げます。
そして、今後ともよろしくお願いいたします。